サークルSPが決まったらスペースレイアウト基礎知識編

当落発表は概ねイベント当日1ヶ月前にされますが、 設営グッズの準備は当日から3〜2週間前を目処にされる方が多いようです。(hondel調べ)

残りの入稿、グッズ作成、無配、名刺の準備…まだまだやることがありますが、「設営は何から調べたら…??」という方、必見です。


机のサイズ、知ってる?

同人業界で、「あの机のサイズ」として標準的に使われているのは、 1スペース、横幅90cm×奥行45cm×高さ70cmです。

これは東京ビッグサイトの机の1スペースサイズと同じサイズで、横幅180cmの机1つを、2スペースにはんぶんこしています。

全国津々浦々イベントは開催されますが、会場によって微妙に用意している机のサイズが異なりますので、実際のところ全ての会場がこのサイズではありません。

未確認ですが、他には「横幅75cm×奥行45cm」「横幅90cmx奥行60cm」の机も存在するようですので、ご自分が出るイベントの机のサイズはリサーチしておきましょう。


布の選び方、知ってる?

布のサイズは?

スペースに布を敷きたい、机のサイズを元にすると、幅 90cm × 長さ110cm が1スペース分にはピッタリです。

通路側に垂らす分は、床に付かず、正面から荷物が隠せるくらいの長めに垂らすのがオススメです。
お品書きやポスターなどをぶら下げても良さそうですね。

hondelでもぴったりサイズの「敷くだけ!サークル布」を販売しているほか、近年は印刷業者さんでオリジナル柄の布も作れますので、自作してみたい方は検索してみてください。

ご自分で普通の布を用意される場合は、90x110cm、または少し大きめの購入をオススメ。
前述のように、会場によっては机のサイズが違うことがあるようなので、いくつかの会場に出られる予定がある場合は、大きいほうが折り畳んで丁度いいサイズに出来ます。

また、「敷ければいい」「細かいことは面倒」という方は1m四方の布でもOK
通路側に垂らす長さが少し短くなることになりますが、気にならないようであれば問題ないでしょう。


どういう布を選べばいいの?

ジャンル、作品の雰囲気、”推し”色に合わせて選ぶ方、単にお気に入りの柄を購入する方など様々です。

基本的なポイントとして、サークル布は、頒布物を目立たせるための道具。 つまり、作品に対する額縁みたいなものです。

よって、押さえておきたいのは「相対的に頒布物が目立つかどうか」です。

例えば、色彩鮮やかな表紙を、真っ黒なサークル布に並べても映えますし、表紙よりワントーン落としたペールカラーの同系色のサークル布でも統一感が生まれてよさそうです。

頒布物を目立たせるという意味では、新刊の表紙と同じ柄のサークル布をオリジナルで作って敷く、というのも当然アリです。

柄物はNG、という話も耳にしますが、雑貨・アクセサリー系のサークルさんや、シンプルな表紙の文字書きさん、頒布点数が少ないサークルさんなら、無地のサークル布だとシンプルすぎて少しさみしい印象になるかもしれません。

悩みすぎてしまうようなら、難しく考えず、単に好きな色や柄を選んでしまいましょう。

材質に関しては、素材によってズルズル滑り落ちてしまうこともありますので、厚めの布を選ぶか、布を固定できる工夫をしておくと安心です。


頒布物のサイズ、知ってる?

当日は何を置くでしょうか?
本ならA5・新書・B5、ポストカードや名刺にアクリルキーホルダー、パンフレットやアクセサリーなど、いろんなオリジナルグッズを作れる業者さんが増えて、頒布物も多種多様になりましたね。

大判ポスターから頒布物まで、よく使うサイズを以下にまとめました。

創作活動でよく使うサイズ一覧

1sp 幅90 x 奥行45 cm
A0(縦) 横 84.1 x 縦 118.9 cm B0(縦) 横 103.0 x 縦 145.6 cm
A1(縦) 横 59.4 x 縦 84.1 cm B1(縦) 横 72.8 x 縦 103.0 cm
A2(縦) 横 42.0 x 縦 59.4 cm B2(縦) 横 51.5 x 縦 72.8 cm
A3(縦) 横 29.7 x 縦 42.0 cm B3(縦) 横 36.4 x 縦 51.5 cm
A4(縦) 横 21.0 x 縦 29.7 cm B4(縦) 横 25.7 x 縦 36.4 cm
A5(縦) 横 14.8 x 縦 21.0 cm B5(縦) 横 18.2 x 縦 25.7 cm
A6(縦) 横 10.5 x 縦 14.8 cm B6(縦) 横 12.8 x 縦 18.2 cm
文庫(縦) 横 10.5 x 縦 14.8 cm 新書(縦) 横 11.3 x 縦 17.6 cm
はがき(縦) 横 10.0 x 縦 14.8 cm 名刺(横) 横 9.1 x 縦 5.5 cm

※A6と文庫本は同じサイズですが、念のため別々に明記しています。
※新書サイズは、一般的な版権コミックスと同じサイズです。

こうしてみると、例えば、「1スペースで飾る大判ポスターは、机幅が90cmなので、大きくてもA0までが無難そうだな」とか、「A5本なら横に何種類まで並べられるのか?」など、イメージしやすいかと思います。

配置を考えるときや、値札用のカードやポップを選ぶとき、よければ参考にしてみてください。


頒布物別 レイアウトのポイント

一般的な頒布物を一例として、よく言われているポイントをさっとまとめてみました。
すべての効果は保証できませんが、参考にしつつ、ご自分にあった方法を見つけてくださいね。

  • 薄い本は立てる(スタンドなど)と売れる。
  • 厚い本は積むと売れる。
  • 種類が多い場合は、多段ディスプレイできるスタンドなどで表紙を見せる工夫を。
  • 試し読みを促したい場合は、通路側手前に低めに積んで気軽に取りやすい配慮を。

アクリルキーホルダー

  • コルクボードやアートボードにピン止めして、イーゼルに立てるディスプレイ手法がよく見られる。
  • 種類が多い場合は、網とフックで立体的に並べると見やすくスッキリ。
  • 値札もディスプレイ面に一緒に付けよう!一律の値段設定だと分かりやすい。

ポストカード

  • ポストカードメイン
    • ディッシュスタンドで種類別に在庫ごと陳列。
    • 網とフックや、展示用の大型ボードに1点ずつ展示。在庫は裏にストック。
  • ポストカード以外がメイン
    • コルクボード、アートボード、写真立て、イーゼルなどで展示。在庫は裏にストック。

名刺・無料配布物

  • 気軽に手に取りやすいよう、通路側の手前に配置するとベスト。
  • 「ご自由にどうぞ!」の案内が近くにわかりやすく置いてあると、貰う側も安心できて手に取られやすい。

値段やお知らせ掲示のポイント!

レイアウトのイメージは湧いてきましたか?
あとは、値段やお品書きなど、当日掲示する情報のポイントです。

事前情報などからお目当てサークルさんに真っ先に向かう方も必ずいらっしゃいますが、大半の一般参加者はサークル主さんにとって「たまたまスペースの目の前を通るだけ」の方々です。

出会ってみれば実はとても好きな作品だったとしても、気付かなかったが為に出会えなかった!というのは勿体無いです。

魂を込めて作った作品の魅力をたくさんアピールできるように、次のポイントを意識してみて下さい。

全体

  • 歩きながらひとつのスペースを見るのは、時間的に1〜2秒。
  • 角度のある立てた設営なら、値札やPOPも同じ角度で見やすく。目立たせたい情報にメリハリを付けよう。
  • 高く平積みする設営なら、視線は積まれた表紙付近に集中。高さを揃えて情報を並べよう。
  • 棚やスケッチブック、色紙などを活用してアナログイラストを展示するのも目を引きやすい。

値札・POP

  • 価格設定は、お釣りの出にくいキリの良い値段が◎。買う側も分かりやすく、出しやすい。
  • 値段は、太めのフォントで大きく、目立つように記載。
  • 高めの平積みの場合、根本に値札を立てるのは視線が分散しがちでNG。詰んだ上に置くか、スタンド類で垂直に立てると◎。
  • 作品のあらすじや、内容の抜粋、雰囲気が一発でわかる渾身のキャッチコピーなどをPOPに付けると内容に興味を持ちやすい。

ポスター・お品書き

  • 遠目にもアピールするなら大判ポスター。布ポスターは折り目もつかず扱いやすいのでオススメ。 隣接サークルさんにも配慮して設置しよう。スタンドの固定はしっかり!
  • お品書きは、頒布物の画像と値段がわかりやすいことを第一に。読みやすいフォント・文字の大きさか確認してみよう。
  • ポスタースタンドと掲示物のサイズは合っているか当日までに確認しておこう。どちらかが大きすぎると、掲示物がたるんだり、スタンドに対して貧相に見えたりしてしまいがちなので注意。
 

レイアウトが決まったら「持ち物リスト」!

当日のレイアウトが決まったら、用意すべきものも見えてきたはず。足りないものは買い揃えたり、追加で作ったりしましょう。

頒布物や設営以外でも、サークル参加に使う小道具は見落としがちです。
例えば、ガムテープや安全ピン、クリップなど、レイアウトを実現するために必要なものは本当に揃っていますか?サークル参加に不慣れな場合は、当日までに実際にシミュレーションしておいたほうが安心です。

また、当日はもちろん販売もしますので、お金を計算したり、管理したりするものも必要になりますし、荷物や在庫をどう置くか、撤収のときのゴミ袋は準備したか、在庫を帰りに発送するか持ち帰るか…などなど、準備するものが意外と細々あります。

前もって「持ち物リスト」を作っておき、忘れ物がないか、会場まで持ち運べるかをチェックしておきましょう。

まとめ

では、最後におさらいです。

  • 机のサイズは「横幅90cm×奥行45cm×高さ70cm
  • サークル布は「90cmx110cm」、頒布物が目立つ色で、厚めの布を選ぼう
  • 頒布物のサイズ、種類別の配置ポイントを把握しておこう
  • 掲示物は、「視線の動き」を意識して「短い時間で」「伝わりやすく」作ろう
  • 持ち物リストを作って、事前に設営シミュレーションもしておこう

自分らしい設営で、イベントをぜひ楽しんできてくださいね!

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